2025/03/23 21:26
3月9日、日曜日、快晴!!
久しぶりに東京は良いお天気。この日、『イタ検』にチャレンジして来ました。ご存じの方も多いと思いますが、この『実用イタリア語検定』は国内の機関が主催し全国的に実施する唯一のイタリア語の検定試験で、今回は第60回という実績のある検定試験です。また、今回の試験会場は四谷にある上智大学。聖イグナチオ協会に隣接していることもあり、イタリア的な雰囲気を持つ、とっても素敵な大学です。(歴史を感じさせる建物や、品の良いデザインが施された案内サインやトイレなどがあってワクワクしました!)というわけで校内をチラチラ見まわしながら試験を楽しんで来ました。
さて、イタリア語ですが、
私はペルージャ国立外国人大学でしっかり勉強をしたこともありますが、それは20代のころの話。年月が経ってブランクが出来てしまっているのですから、そりゃあ簡単ではありません。というわけで、真ん中の3級を受験してみたのですが、文法が本当に難しいです!イタリア語は(フランス語やスペイン語と同様に)主語によって動詞が変わる、冠詞も変わる、代名詞も変わる!ものの名前に性別がある!!コップが男性でコーヒーカップが女性だなんてどうして!?まったく意味が分かりません。あれをそれにいれて彼女に手渡したかった(のに出来なかった)なんて文章を表現する時には、直接やら間接やらの目的語と代名詞の性別を間違わずに結合させたり、させなかったり。謙譲表現とか命令表現、未来の過去とか近い過去と遠い過去、実現しなかった過去とか、、、まあ複雑で、頭がウニになりそうです。無理です。とにかくルールが細かくて種類も多くて。
イタリア語を勉強していない方には、
ちょっとややこしいお話ですよね?簡単に言うと『様々な想いを伝える言葉、表現方法がものすごく豊富』なんですよね〜‼️イタリア人との会話なら細かい文法など気にせず適当に楽しく話せますが、文章を書くとなると、すごく難しい言語なんだと思います。
当日、会場にいた皆さんは、
特に若い世代の20〜30代の方が多く、次いで40代。中には70代くらいかな?という女性の姿もありました。男女比でいうとやはり女性が多かったです。本当にたくさんの方が受験されていました。
皆さん、どんなきっかけで、どんな目的でイタリア語を勉強されてるのかな?きっと皆さんも、私のようにイタリアが好きなんだろうなぁ〜等、想像をめぐらせていました。そう!『イタリア好き』というだけで、勝手に身近に感じて、すぐに仲良くなれちゃうような気がして。おかげで少しリラックスした気持ちになれました。
さて、試験の内容ですが、とっても難しかったです。
問1~26がリスニング、問27~55が文章題、問56が長文読解、問57が作文問題でした。3級のリスニングは比較的ゆっくりした速度、文章題は結構難しくて点が取りづらいのではないかなと思いました。
※イタリア好きで、これからイタリア旅行を考えている方はカタコトでもイタリア語が話せると、旅行はぐんと楽しくなると思います!何しろおしゃべり好き、おせっかい好きな陽気なイタリア人たちは、日本から来たあなたと会話するきっかけを探していますからね♪ 是非、彼らにイタリア語で話しかけてみてください!笑
◾️実用イタリア語検定とは
日本国内の機関が主催し全国的に実施する唯一の検定試験。大学生や専門学校生を始め、多くの方が受験し、就職における能力証明にも使われています。年2回毎年春と秋に実施されています。検定レベルは1級から5級までの6レベル。英検や仏検にある準1級がなく、代わりに準2級があります。
◾️実施概要
【試験日時】
一次試験 2025年3月9日(日)
二次試験(1, 2級のみ) 2025年4月27日(日)
10:00〜2、3、5級
13:15〜1、準2、4級
※ 試験時間はレベルにより異なる
【実施方法】
※出願はオンラインのみ、受験票の郵送も無し。
今回は、全レベル級、全国の試験会場での試験が行われましたが、これまでは春季はオンライン検定(IBT方式)で、秋季は全国の試験会場で実施でした。